予防接種

HPVワクチン(子宮頸癌ワクチン)

HPVワクチン(子宮頸癌ワクチン)シルガード9®予防接種

子宮頸がんは、予防できるがんです。

2023年4月より、定期接種にシルガード9®が承認されました。それまでの4価ワクチン(ガーダシル®)から5種類追加され、子宮頸癌の約9割を占めるHPV感染を予防することができます。

対象となる方

HPVワクチンは、小学校6年生から高校1年生までの女性を対象とした定期接種で無料で接種が可能です。
また、定期接種を逃してしまった方への救済措置(キャッチアップ接種)もあり、対象は1997年4月2日~2009年4月1日生まれの女性で、公費助成がなされています。(※キャッチアップ接種対象者は、2025年3月末までに1回目の接種をしている場合、2026年3月末まで全3回の接種を公費で接種できます。)

いずれも対象者にはお住まいの市区町村から予診票が送付されますが、市区町村によっては一斉送付していない地域もありますので、各自お住まいの市区町村へお問い合わせください。
※原則お住まいの市での接種です。

接種スケジュール

HPVワクチンの接種スケジュール

公費助成期間はとても長く、十分な期限がとられていますので、慌てる必要はありません。
まずはお子様ご自身がHPVワクチンの意義をよく理解し、その上で受験前や進学直後といった精神的なストレスがかかる時は避け、体調の良いときに接種をしましょう。
上記のようなスケジュールが標準的ですが、体調によっては2回目・3回目の接種を遅らせても全く問題ありません。
合計で3回接種できれば、しっかりと効果が得られます。

※キャッチアップ接種対象者は、2025年3月末までに1回目の接種をしている場合、2026年3月末まで全3回の接種を公費で接種できます。

接種後の相談先窓口について

接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは当院にご相談ください。

また、HPVワクチン接種後に生じた症状の診療を行う協力医療機関がお住まいの都道府県ごとに設置されています。
協力医療機関の受診は、当院医師へご相談ください。
※協力医療機関についての詳細は、厚生労働省HP「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について」をご覧ください。

Q&A

定期接種ですでに4価ワクチンを3回接種済みですが、改めて9価を受けることは可能ですか?
自費ならば接種は可能です。予定通り4価を接種し、更に9価を接種しても特に有害とはなりません。大切なのは、4価でも9価でも、性交渉前に接種を完了していることです。
4価ワクチンを1回もしくは2回接種済みで、残りの回数を9価ワクチンで接種することは可能ですか?
可能です。4価ワクチンを途中まで接種している場合、残りの回数を9価ワクチンに切り替えて接種することを「交互接種」と言い、これは定期接種やキャッチアップ接種でも認められています。

ご予約方法

接種をご希望の方は、以下のいずれかの方法にてお問い合わせください。

ご予約の際は「お名前、生年月日、年齢、ご予約希望の日時」をお知らせください。

※予約後のキャンセルはできません。
※ワクチンは取り寄せになります。1週間後以降のご予約希望日をご指定ください。