椎間板ヘルニアの症状
椎間板ヘルニアとは...
ヘルニアは、体内の臓器などが、本来あるべき部分から脱出した状態を言います。
椎間板とは、背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨のことで、
この椎間板が変性し、組織の一部が飛びだすことを『椎間板ヘルニア』です。
椎間板ヘルニアの発症は、「姿勢・動作」や「もともとの体質・骨の形」「加齢」が関係します。
椎間板には、座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも体重の約2.5倍の圧力がかかり、
この繰り返し動作により、椎間板を変性し、椎間板へルニアを発症します。
椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの治療は、保存療法と手術療法です。椎間板ヘルニアは、自然治癒することもあるため、まずは、保存療法から治療が進める場合が多いです。
- 神経ブロック
- 激しい痛みを抑えるために、局所麻酔やステロイド薬を注射し痛みを和らげます。
- 薬物療法
- 非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を使って痛みを抑えます。
- 理学療法
- 痛みが落ちついたあと、筋肉を強化するための体操や、専用の器具で身体を「牽引」することなどが行われます
- 上記の保存療法で改善されない場合
- 内視鏡やレーザーによる外科的な手術をおすすめします。
予防・再発防止
日常生活の何気ない姿勢や動作で、腰への負担がかからないよう工夫をしましょう。
また、運動やストレッチで骨や筋力を鍛えましょう。体重の増加にも注意が必要です。
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